×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

























いつの間にか
























いつの間にか







君は私の前を歩いていたね

























いつの間にか




君は変わってしまったね






























でも




























私たちの関係は・・・































変わらないまま・・・・・・













































         【変わらぬままで】
















































「ユーーーーウ!」



いつもの様に私は食堂の隅で一人蕎麦を食べているユウに声をかける












「おはよ!」



私が挨拶しながら隣に座るとユウは前を向いたまま蕎麦を食べる手を止めた


「朝っぱらから煩ぇ」


「む〜、悪かったわね!」


「っとに、お前は変わらねぇな」


「?・・・どういう意味?」



私が首を傾げて聞くとユウは私の方を見てニヤリと笑い・・・



「ガキのままって意味」


「っ〜〜〜〜〜〜〜〜!!ユウっ!!!!」


「なんだよ」



ユウはいつも上がってる目じりをほんの少し下げて今度は優しく笑った









―――ドキッ








私の心臓が一つ大きく鳴る




ズルイよ



そんな顔されたら・・・


もう何も言えないじゃん






ガタッ





ドキドキしている私をよそにユウはイスを引いて立ち上がる




「あ・・・また任務?」


「あぁ」



ユウは短く返事をすると扉に向かって歩き出す



「ユウ!気をつけてね!」



最後は振り向きもせず、背を向けたまま軽く手を上げて答えた



そしてユウの姿が扉をくぐって消えていく・・・



「・・・はぁ」


「どうしたの?♪」


「わぁっ!?リナリー!!」


「ため息なんかついて・・・悩み事?」


「う〜ん;;」


「私でよければ相談に乗るよ?」


「うっ・・・リナリぃ〜」



私はリナリーに抱きついた



「よしよし」


「リナリ〜っ!」



心の友よ!!という勢いで抱きついた私にリナリーは優しく笑っていた



「ここじゃなんだし・・・私の部屋来る?」


「うん!」



































「・・・と言う訳なの」



私はため息と一緒に最近考えていた事を話し終えた



はやっぱり神田が好きだったのね」


「えっ!?やっぱりって・・・」


凄く分かりやすいもん

皆知ってるよ」


「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?!?」



私が顔を真っ赤にしてショックを受けているとリナリーはクスクス笑っていた



くそぅ!!


何でそんなに可愛いんだっ!!



「そんなに好きなら告白しちゃえば?」


「むむむ無理だよ、そんなの!!


「どうして?」


「だって・・・

・・・ユウは私の事なんか唯の幼馴染にしか思ってないだろうし・・・

・・・ユウ、弱いヤツは嫌いだっていつもいってるし・・・」


「神田の言う“弱い”の意味・・・一番良く分かってるのはでしょ?」


「・・・うん」


「けど・・・今のままのはその“弱い”に当てはまると思うよ?」


「・・・うん」





―――私は弱い



それも私が一番良く知っている事



でも・・・








コンコンッ




「どうぞ?」



扉を開けて顔を覗かせたのはリーバー班長だった



「リナリー、室長が呼んでる」


「分かった、今行くね」


「おぅ

じゃ、頼んだぞ」



そう言い残したリーバー班長は慌ただしく行ってしまった



、私行って来るね」


「あ、うん

話し聞いてくれて・・有難う」


「ううん

話し聞くだけだったらお安い御用よ!」










「じゃ、行ってらっしゃい」


「うん

いってきます!」



リナリーと私は部屋を出て挨拶を交わすとリナリーは小走りで司令室な向かった

















はぁ





ユウの言う“弱さ”



それは精神的な弱さ


何でも最初から出来ないと決め付けて逃げるのは一番醜い事・・・



「まさしく今の私・・・だよねぇ」



でもそんなの・・・



しょうがないじゃん



ユウとは小さい頃からずっと一緒にいた




お互いに


親友より

兄弟より


近い存在だった



それだけは間違いなく自信を持って言える










・・けど・・・




少し前からユウを遠く感じるようになった



昔は同じだった身長



昔は同じだった力



昔は同じだった時間



何でも一緒だったのに



ユウはラビと一緒にいることも出てきて


私達が一緒に任務に行く回数が減って








気が付いたら



いつも隣を歩いていたユウは



私の前を歩いていた





その歩調は速くて



追いつけない




追いつけたとしても



全てをなぎ払って行くユウには



私は邪魔なだけ










「ホントに・・・・・・・


いつからこんなに遠くなっちゃったんだろう」







気が付いたら談話室にいた私はそのままソファに座り、考え疲れた頭を休ませるため眠りについた・・・








































* * * * *












































「おーい、ユウ?大丈夫かぁ?」


「・・・煩ぇ 何がだ」


「なーんか、さっきからボーっとしてるさ?」


「・・・・・・」


「あ!分かった!の事考えてたっしょ!?」


「・・・・・・は?」


「ユウはの前でだけ笑うもんな〜」


「勝手に決めてんじゃねぇよ」


「え〜?違うんか?じゃあ何考えてたんさ?」


「・・・・・・・・・・・・・・忘れた」


「ぷっ・・ユウもうボケたさ」


「しっ・・・・来るぞ」


「ちぇっいいとこだったのに」


そう言いながらもラビはアクマに向かって行った




・・・・・・・・


ラビの言ってる事は図星だ


気づけば最近の事を考えて・・・が気になってしょうがない・・・・・


姿が見えれば目で追ってしまうし、声が聞こえると聞き耳を立ててしまう


は唯の幼馴染だったはずだ


なのに・・・





・・・・・その姿を見たいと思う


・・・・・その声を聞きたいと思う


・・・・・・・・・・・そのカラダに・・・・・・・・・触れたい、と思う






・・・はぁ


落ち着け


一体俺は何を考えているんだ?







こんな事を考えながらも律儀にアクマを破壊していくこの体はそれだけ戦闘になれてしまっているのだろう


それをいいことにもう少し考え事をする事にする







・・・・・アイツとはここに来る前から・・・いや、生まれた時から一緒だった


良くも悪しくも


お互いの事なら何でも知っている


・・・・待てよ?


“知っている”は違うな


“知っていた”だな




少し前まではの考えてる事が何も言わなくても分かったのに・・・・


・・・・今は分からない






・・・・・・・・遠いんだよ


お前が



いつからこんなに遠くなった?


お前が・・・・わからねぇよ・・・・・




・・・・・お前は


俺の事をどう思ってる・・・?















「ユウ!」


「・・・・なんだよ?」


「良かった〜」



気づいたら俺の目の前にいたラビに返事をするとラビは気が抜けたようにその場にへたり込んだ



「戦闘終わってもアクマにイノセンスぶっ刺したまま動かねぇから立ったままくたばったのかと思ったさ」


「フン・・・俺がこのぐらいでくたばるか」


「でもずっと考え事してたっしょ?」


「・・・・・」


「今日のユウはいつになく腑抜けさ」



いつもならこんな事言われたら頭に来て六幻を突きつけるところだが、今はそんな気にすらなれなかった



「・・・・・悪ぃ」


「うわっ!!ユウが誤った!!・・・・雪でも降るんか?」



ラビは相変わらずふざけた事を言っていたが俺はもう無視して六幻を鞘に納め、歩き出す



「ユウ!置いて行くなんて酷いさ〜」


「煩ぇ。さっさと帰るぞ」


「そんなにに会いたいんか?」



笑いながら聞いてきたラビの頭に、俺は拳をくれてやった








































 * * * * *












































「お帰り。日帰りするとは流石だね」


「・・・さっさと報告書を処理しろ」


「コムイぃ〜!聞いてくれよ!ユウったら戦闘中もずっとの事考えてたんさ?」


「んまぁ!何ですって!?」


「・・・・・ラビ、後はテメェがやっとけ」


「え?ちょっ、ユウ!?」



付き合ってらんねぇ;


俺はそそくさと司令室を後にして自室に向かった


































ザァー・・・









キュッ





ポタ・・・ポタ・・・ピチャ・・・
















・・・・・ダメだ




シャワーを浴びてもスッキリしねぇ



頭に浮かぶのは・・・・・・・




 ア イ ツ の 事 ば か り








俺は体を拭いて着替えを済ませると



・・・なんとなく・・・・・・


そこに行けばアイツに会えるような気がして・・・




談話室に向かった



















































・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   い  た   。





「はぁ・・・」



誰だってコレを見れば脱力したくもなる



「・・・おい・・・・・・起きろよ・・・・・・・・・・・・」



俺はを軽く揺すりながら声をかけた



なんかだ・・・切ない顔をしていた



くそっ



もし、見付けたのが俺じゃなかったらどうするつもりだったんだ?




「おいって・・・・・・」




・・・・頼むから・・・早く起きてくれ・・・・・


じゃないと俺は・・・・



寝ているお前に口付けをしてしまう



現に、したいがギリギリ理性がそれを押し留めている



だから・・・・早く・・・・・




「ん・・・・・ユゥちゃん・・・・・」



それは小さい頃、お前が俺を呼んでた言葉


いつしか使わなくなったその言葉を耳にすると



お前は・・・・


やっぱりお前はお前なんだ、と


自分でもよく分かんない事を実感した





「・・・ユウ・・・」



2回目


が俺の名前を呼んだ時に








俺は・・・・その口を塞いだ







ゆっくり顔を離した時



「ん・・・・ユウ・・?」



は目を覚ました



どっかのお姫様みてぇ・・・・



柄にも無く


そう、思った




「・・・


「・・・え?ユウ?」


「それ以外誰に見えるんだよ」



するとはいきなり真っ赤になって顔を背けた



「?・・・どうした?」


「え?あ、いや・・・ナンデモナイヨ」


「何、急に片言になってんだよ」


「ホント・・・気にしないで下サイ・・・」


そんなの態度が面白くて


俺はの顔を両手で挟むとこっちを向かせて目を合わせた



「言えよ」



はもっと真っ赤になって目を泳がせた後、諦めたように目線だけ反らせたまま話し始めた



「ち、小さい頃の夢を見てたの・・・・

ここに来る前の、日本にいた時の

隣にはユウがいて・・・

二人で笑ってて・・・

・・・一緒に・・走ってるんだけど・・・

・・そのうち、ユウが早くなって・・・・・・

・・・私の前を・・どんどん行っちゃうの・・・・

ユウって呼ぶと振り向いてくれるんだけど・・・

それでも私とユウとの距離は・・・・・縮まらないんだよ・・・


・・・・ユウ・・・私を・・・・・置いて行かないで・・・・っ!」



言ってるうちにの目からは涙が溢れてきた



「ふっ・・・まだ寝ぼけてんのかよ」


「っ・・ちが・・・」



なんだよ・・・


俺達、お互いに同じ事を考えてたんじゃねぇか



そう思うと、とたんにを凄く近く感じた



「・・・泣くなよ・・・・俺はここにいる・・のそばにいる・・・」


「・・・んっ・・・・うん・・・」



俺はの涙を拭ってやってそのまま抱きしめた



「っ!?ゆ、ユウ!!!?」


「・・んだよ」


「え・・・あの・・どうしたの?」


「俺も・・・同じ事考えてた・・・」


「え?」


が・・・・遠い気がしてた」


「ユウ・・・」


「だから、泣くな・・・同じ事を考えてた俺たちは・・・・並んで、歩いてんだよ」


「っユウ!!」



抱き締め返すように俺の背中に回されたの腕により一層愛しさを感じずにはいられなかった










「・・・好きだ」








「・・・え・・・・・?」


が・・・・好きだ」


「ユウ・・・・っ・・・・・・私も・・っ」


「ぜってぇ・・・離さねぇからな・・・」


「・・・うんっ」


「お前が先に行ったら必死で走って追いかけてやる」


「・・・うん」


「お前が遅れても俺は待たねぇ」


「・・・うん」


「お前が遅れたら・・・俺が引きずってでも隣に立たせてやるからな」


「っ!・・うん!!」


「いつまでも・・・・・何処までも・・・・・俺の隣にいろ」


「は、離れろって言われたって・・・絶対離さないから!!」


「フン・・・上等だ」



俺は体を少し離して口付けをした



「ふっ・・・くくくっ・・」


「なっ!?何がおかしいのよ!?!?」


「おまっ・・顔真っ赤・・・・茹蛸みてぇ・・・」


「ひ、酷い!!」


「そういや、起きた時も同じようになってたな」


「えぇっ!?そ・・そうだっけ〜?;」


「誤魔化してんじゃねぇよ・・・なんで赤かったんだ?」



俺がグイッっと顔を近づけるとはその距離だけ身を引いた



「だからっ!・・・その・・・

ユウに・・・・         を見たの・・・」


「聞こえねぇよ」


「〜〜っ!!!!

ユウにキスされて起きた夢を見たの!!!!」


「はぁ?」


「〜〜〜〜っ」


「フッ・・・・それ、夢じゃねぇよ」


「えっ!?」


「俺がキスしたらお前が起きたんだ」


「・・・ホントに・・・?


「あぁ」


「もう、寝てる相手にそんな事するなんて信じらんない!!」



くくっ


んな事言っても、顔赤いぜ?


説得力ねぇんだよ



「・・・でも・・・・・」


「あ?」


「なんか、お姫様と王子様みたいだね!」





「俺も・・・同じ事考えた」


















今日の二人の事を知ってるのは













談話室の窓からのぞく










明るい三日月だけだった




































**********

お読みいただき有難うございました!!

 神 田 じ ゃ な い ・・・ !!

誰だよお前!?みたいな突っ込みはこっそりと募集中・・・(弱気

いろいろとめちゃくちゃでスイマセンorz

普通の感想も募集中ですので宜しければ翡翠宛にお願いしますm(_ _;)m

それでは、乱文&長文失礼いたしましたー!!(逃