ねぇ…





あなたは


知ってる?





小さい子が好きな子をいじめるのは


ちゃんと理由があるんだよ





ねぇ…







知ってる…?







【DoYouKnow...】



















「くぉらぁぁぁ!総悟!!待ちやがれェェェェェ!!」

「わぁお!土方さんがご乱心よ!」

、心配する事ねぇですぜィ?きっとマヨの取りすぎでさァ」

「あ〜!なるほどね☆」

「テメェらごちゃごちゃ言ってねぇで止まりやがれェェェェェ!!」




━━━




「ハァハァ…逃げきれたかな?」

「土方さんの怒鳴り声が聞こえねぇから多分大丈夫でさァ」


5分の全力疾走の末たどり着いた頓所の裏庭で私達は息を整えていた

…もっとも総悟はそんなに乱れてないけど…


「あ゛〜!疲れた〜」

「でも、足が早くなりやしたねィ」

「ホント!?やたー!」


始めの頃こそよく捕まっていたものの最近は逃げ切れる事の方が多くなった

ここ、真選組頓所内で足が早いのは総悟、退君、土方さんがトップ3になっている

近藤さんも早いけど、この三人にはまず叶わない

その土方さんから逃げ切れるって事は…



「やった!ベスト3入りじゃん!」


「なんのベスト3だ?悪戯か?それならお前はとっくに総悟と並んで1位だコラ」



背後から聞こえた声は紛れもなくアノ人で確認する事もなく私は走りだそうとした


「ちょっと待てやコラー」


ガシィ


おもいっきり襟首掴まれちゃって逃げられません…



「え…えと〜………何用でゴザイマスか?」

「用が有るからわざわざ捕獲しに来たんだ。行くぞ」

「えっ?あの、行くって……ドチラへ…?」

「俺の部屋だ」


「…いぃやあァァァァァァ!!」


副長室・・・


脱出不可能で誰も好んでその部屋に入る者はいない


…もっとも、悪戯を仕掛けに行く時の私と総悟は別だが

そんな所でお説教じゃ助けを期待出来ない事は火を見るよりも明らかだ


「総悟ォォォォォ!!!!」


私は雄叫びをあげながら土方さんに引きずられて行った




━━━




「…はぁ。お前な、女なんだからいつまでもこんな悪戯ばっかやってっと嫁のもらい手もねぇぞ?」


怒鳴り散らされるかと思いきや土方さんは煙草に火をつけてゆっくり一息吸ってから話しだした


…長期戦か…?



「………(あっかんべー)」

「……(怒)…ホント、可愛くねぇな」


土方さんは青筋をビキビキ立てて拳を握りしめていた


…お前、仮にも上司の俺に舌出すか?普通」

「………」

「総悟が好きなのは分かるけどよ、一緒になって悪戯するこたねぇだろ」




……………………は?



何言ってんだ、この人



「こんな回りくどい事なんかしてねぇでさっさと告白でもしやがれ」

「あの……土方…さん………?」

「心配しなくでもお前らは両思いだ。良かったな」

「…………土方さんの……」

「あぁ?何だよ?」


「…土方さんの…………土方さんの大馬鹿ヤローーーーーーーーーー!!!!」


「ぐわっ!!!!」



私は土方さんに華麗なまでのアッパーをおみまいした


「ホントに……ばっかじゃないの?………」


私は肩で息をしながら睨みつけた


「ってぇ……いきなり何しやがる!!!!」

「何処をどう見たら私が総悟を好きって事になるんですか!!!?!?」

「何処からどう見てもお前ら両思いだろ!!!?!?」

「全っっっ然両思いじゃありません!!!!」

「はぁぁぁ!?何言ってんだ、お前!?!?」

「私の好きな人は土方さんです!!!!」





・・・・・・・。





…………今、私、……何を口走った………?





「…………お、おい……………?……」


「……は…?……あ、はい……」


「………………はぁ……間違ってもそんな事…俺が…好きとか……言うな」


「…ぇ………?…」

「もういい、行って良いぞ」


土方さんはそう言うと私に背中を向けてデスクワークを始めてしまった


「土方…さん……」

「お前も一応女なんだ。簡単に男の部屋に入るんじゃねぇ」


いや、引きずって無理矢理入らせたのは貴方ですけど


「嘘じゃ…ないです…」

「…」

「土方さん!」

「…」

「可愛くないし…いつも土方さんを困らせてばっかりだけど………………私は…土方さんが好!」


言葉も言い終わらない内に急にこっちを向いた土方さんに腕を引かれて抱き締められる


「…嘘だ」

「嘘じゃないですって!!」

「そうじゃなくて…お前が可愛くないってのが……嘘なんだ…」

「土方さん…」


抱き締めていた腕が緩められ、目を合わせさせられる


……好きだ」

「!!」

「ずっと好きだった」


私の目を真っ直ぐ見つめて告げられる


アナタノコトバ…



「私もです」

「これからは…総悟じゃなくて…俺と一緒にいろよ」

「いわれなくても♪」













*****

え〜、初銀魂夢です

・・・・・スイマセンでしたぁぁぁぁ!!!!(激しく土下座

甘を目指してみたのですが・・・・

全っっっ然甘くないですね

ホント申し訳ないです;;
こんなでも感想とかいただけますとマヨチュッチュして喜びます(謎
しょうがねぇ、感想やるか・・・という果てしなくお心の広い方はbbsかp-bbsか鵺宮宛メールにてお待ちしております;;









↓↓↓おまけ↓↓↓





















「…で?」

「…え?でって…?」

「何で総悟とつるんで俺に悪戯してきてたんだ?」

「…分かんない?」

「分かんねェから聞いてんだろ」

「〜っ!!好き人に構って欲しかったんですっ!!」

「…」

「・・・・・・・れ?・・・どうしたんですか…あ〜!土方さん、顔真っ赤〜!!」

「うるせェーーー!!!!」


子供みたいな私だけど、それは愛故だから許してね…?




end